西都原古墳群(さいとばるこふんぐん)は宮崎県の代表的な観光地のひとつであり、四季折々の豊かな自然の姿を見せてくれる、西都市のシンボルです。
58ha(東京ドーム約12個分)の広い大地に300有余基のさまざまな形をした古墳が点在しています。昭和27年に国の特別史跡に指定され、更に平成30年には宮崎県で初めて日本遺産に認定されました。
西都原台地では、春は2千本の桜と30万本の菜の花、夏には100万本のひまわり、そして秋には300万本のコスモスが咲き乱れ、県内有数の花の名所として多くの人が訪れています。
西都市には、古事記・日本書紀に記される、天孫ニニギノミコトと妃コノハナサクヤヒメの恋物語である日向神話の伝承地が点在しています。「記紀の道」と名付けられた伝承地をつなぐ約4㎞の道は、地域住民が主体となった伝承地を守る取り組みや風景づくりが評価され、2019年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
西都市全体の面積は438.79㎢と広大ですが、商業地などが中心地に集約されているのでコンパクトシティで暮らしやすいと言われています。
特に子育て支援策や子育て世代の定住促進に力を入れており、満足度調査では30代の88.2%の方に西都市は住みやすいと評価していただいています。
西都市の恵まれた気候と豊かな土壌から生み出される農産物は、全国でも高く評価されています。
代表的なものとしては、グリーンザウルスの愛称で親しまれているピーマン、南国の気候と卓越した技術で栽培された完熟マンゴー、柔らかく甘みが強いスイートコーン、果皮の甘さとまろやかな味の完熟きんかんなどがあり、西都市の特産品としてブランド化されています。